M子さんのマンション購入日記

家探しから購入まで、本当に長い道のりでした。親反対、キャンセル意向、契約、ローン手続き・・・。3年という長い月日をかけて(途中、何度も中断しましたが)貴重な体験をさせていただきました。期待・不安・緊張・希望・・・。私たちの仕事の大変さ・すばらしさを改めて実感しました。いろいろ相談にのっていただいた皆様、本当にありがとうございました。

探し始めて約3年。当時、購入意欲が高いと、多くの物件を紹介されていた私も、気づけば、「買えない人」というレッテルを貼られるようになっていました。「なんか、いいのない?」と聞くと、以前はあれもこれもと提案してくれていた営業マンたちからも、「M子様に合う物件はひとつもありません!」と冷たくあしらわれていました。しかし、それでもめげず、一人でコソコソ家探しを進め、昨年末、やっと我が家を手に入れました。今回は、そんな私の家探しの様子を紹介します。

[きっかけ]
先輩社員からお勧めマンションのメールをいただき、家購入を意識するようになる。同僚に物件を案内してもらうが、中古物件にイマイチ、スイッチが入らない。

[第1ピーク]
それでも話を聞いていくうちに、「家を買うモード」になり、購入を決意する。

[親に報告]
反対されると分かっていたが、一応両親に報告をする。「家なんか買ったら、お父さんとお母さん、もう温泉町(実家)を歩けない!」。予想以上にヒステリックな声で反対される。とりあえず、電話を切った。その夜、再度親から電話が・・・。「今会社の下まで来ているから降りてこい!」と。両親2人揃って、実家から遥々宝塚まできたのだ。
『親反対』。今まで何度も耳にしてきたこの言葉。ここまでのものだったなんて・・・。営業マンは大変だなぁとしみじみ思った。それから会社の下で大声で喧嘩が始まった。両親とは、そこで喧嘩別れし、口をきかない月日が流れた。

[テンションダウン]
一気にすべてがめんどくさくなり、家探しのテンションが落ちた。

家を買うということ。

私の勤める不動産会社では、若くして住まいを購入する社員が多いです。なぜでしょうか?
この業界に身を置き、不動産の購入に対する恐怖心が小さいのはもちろんあります。
しかし、一般のお客様と同様、住まいに対する夢、理想、そして不安もあります。購入にあたっての障害だってあります。
それはきっと、お住まいを手に入れられたお客様の、本当に幸せそうな笑顔を知っているから・・・。
誰もが幸せになりたい。笑顔でいたい。
より多くの人の幸せのために、お客様の気持ちになれる。
自ら住まいを購入することで、多くのことを学び生かしていきたいです。