マンション購入決意から約1年後

[タワーなマンション]
宝塚に初めてタワーマンションができると聞き、ミーハーな私は、こっそりモデルルームに行った。かなり気に入ったが、仕事が忙しくなり、一旦休憩を。仕事が一段落つき、再度、残戸状況を確認すると、検討できる部屋はすでに売れてしまっていた。

[第2ピーク]
あれば迷うが、手に入りにくくなると欲しくなる。とても家が欲しくなってきた。
感動時空研究所を見てさらに気持ちが増す。

[営業マンと本格的な家探し]
当時の近くの店舗の営業マンに協力してもらい、中古も視野に入れ、家探しを再び始める。「こんな方がこんな物件を欲しがっています」というかなり具体的な宅配チラシを作ってくれ(作らせ)、毎晩のように宅配をしてもらった(させた)。その甲斐あって、思ったより早く条件に見合う物件がでてくる。

[後輩による案内]
案内の当日、後輩は車で迎えにきてくれ、冬の寒い日、車を降りて待っていてくれた。後部席のドアを開け、誘導してくれた。それから目的地まで、新しい暮らしの話をしながら快適な時間を過ごした。目的地につき、はずむ胸を押さえながら売主様宅へ向かった。一通り、見学させていただいたが、あまり気乗りはしなかった。売主様宅を出て、後輩から小声で一言。
「M子様、もう少し愛想よくしてくださいよ!」
・・・はい。すみません・・・。そして、乗ってきた車の場所まで行こうとしたそのとき。
「M子様、すみません。ここから歩いて帰っていただけますか?僕、今から接客があるんです」
え~!

[テンションダウン]
ここから本部まで約30分。家探しへのテンションが下がっていくのを感じながら、マンションから会社までの道のりの坂をくだっていったあの30分。それは、冬の寒い日だった。